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ハザマ薬局では、月に1回「ハザマ薬局通信」を発行しております。

医師、看護師、薬剤師それぞれの目線からみた医薬情報を皆様にお届けしております。 皆様のお役に立てると思いますので是非ご覧ください。

2011年2月号

みなさん、こんにちは!
今年は本当に寒いですね。風邪など、ひいていらっしゃいませんか?
さて、今月は2月ということで、チョコレート関連の
「ポリフェノール」のお話と、春先ですので「花粉症」に
ついての2本立てです。
特に花粉症対策は、風邪予防にもつながるようです。
一緒に見ていきましょう。
『ポリフェノール』について

今月のイベントといえば、バレンタインデー!バレンタインデーといえば、チョコレート。
国際菓子協会/欧州製菓協会の資料によりますと、世界主要国のチョコレート菓子消費量は、日本では年間1人当たり2.2kgのチョコレートを消費している計算になるそうです(2008年データ)。ちなみに、スイスは1人当たり10.8kgだそうです。日本人の2.2kgのうち、とくに男性はほとんどが今月に集中しているのではないでしょうか。

さて、チョコレートに含まれているカカオ・ポリフェノール。このポリフェノールの働きに注目が集まったのは20年ほど前からでした。今回は、改めて、ポリフェノールが、どんな働きをしてどんな効能効果があるのか、何に含まれているのかをご紹介します。

ポリフェノールが有名になった理由はフランス人の死亡率が関係しています。フランス人は脂肪分(動物性脂肪やチーズなど)を多く摂取しているにもかかわらず心臓病、脳梗塞や動脈硬化で死亡する率が低いことからフランス人に馴染み深いワインが注目され、その中の成分であるポリフェノールが動脈硬化などに効果があると発表されたのです。その後、ポリフェノールの研究は進められ現在では抗アレルギー作用、殺菌作用、活性酸素の抑制効果、血中のコレステロールを抑制する効果、肝機能の向上効果、ホルモン促進作用など様々な効果があることが発表されています。

そもそも、ポリフェノールとは、植物に多く含まれる色素や苦味の成分です。ほとんどの植物に存在していて、その種類は5000種類以上といわれています。
ポリフェノールの最大の特徴は、ビタミンCやEなどとは異なり、細胞間の水溶性部分、脂溶性部分、細胞膜でも抗酸化効果を発揮します。(通常ビタミンCは水溶性部分のみ、ビタミンEは脂溶性部分のみでしか抗酸化効果を発揮できません。)
ポリフェノールは水に溶けやすい性質があるため、摂取後30分ほどで体内で働き始めます。ですが、ポリフェノールは体内に蓄積されませんので、その抗酸化効果は30分〜2時間ほどで消滅してしまいます。ですから、ポリフェノールを含む食物や飲み物をこまめに摂ることがポイントになります。

今日も口にしている、野菜や果物などの食品には、何かしらのポリフェノールが含まれているでしょう。色んな種類をバランスよく摂ってくださいね。

(新千里西町店 薬剤師祝迫くみ子)

『花粉症』について

寒い寒いと思っても、ふと木々に目をやると木の芽がふっくらとして、春の訪れを感じたりします。春は着実に近づいているのですね。さて今年2011年の花粉情報がもう発表されておりますが、2月10日ぐらいから、九州地方から北へと花粉前線が動き出すようです。

今春は、全国的に観測史上1、2位を争う多さの花粉量が環境省により予想されています。平成22年の7月・8月ともに平成21年より日照時間が長く、気温が高くなったことが原因のようです。
特に東海地方や近畿地方の一部では、花粉の飛散量が非常に少なかった昨シーズンに比べ、10倍以上になる地域があると予測されています。関東から北の地方と西日本でも、昨シーズンの2倍から6倍になる地域が多いと予測されているようです。

すでに花粉症の方は重症化が、花粉症でない方も発症する可能性が高まる今シーズン、花粉症も風邪などの病気を予防することと同じような感覚で、早めの対策を取っていきましょう。
今日からでもできる、花粉症の発症や重症化の予防としまして「玄関前で服たたき(花粉の払い落とし)」、「洗顔」や「うがい」の励行、「マスク」や「目を覆うタイプのメガネ」の着用等があります。
鼻のムズムズ、目のかゆみが気になり始めたら、ぜひお近くのハザマ薬局にご相談下さい。

  • ドクター・ハザマのここだけの話
  • この冬は暖冬かと思いきや、クリスマスごろから一気に寒くなりました。先日は、最低気温が氷点下となる「冬日」になったと報道されていました。夏日というのは、毎年のように聞きますが、冬日というのはあまり聞いたことがなかったので、少し驚きました。
  • しかし、僕が小学生の頃。もう30年も前のことになりますが、今よりももっと寒かったような気もします。当時、子どもはみんな半ズボンで、僕も両足を出して走り回っていました。寒かったですが、それが普通と思っていました。当時、私の母が切り盛りしていたハザマ薬局に小学校から帰ってくるとお店にいらしていたお客さんが「いや?、あんた。寒ないの!?」といいながら、僕の太ももをぱんぱんとたたかれることがよくありましたが、懐かしい思い出です。
  • 真冬は、朝、起きるのがつらくなりますよね。そういえば、うちの父が僕たち兄弟(僕には弟がいます)が寝ているところにやってきて、
    「お、雪や」
    といったことがありました。いつもは布団の中でうじうじしているのが常だったのですが、このときばかりは、僕たちは
    「えっ!?うそ!?」
    と、飛び起きて窓のところに駆け寄りました。そうすると、なーんにもなくて、父がにこにこしていたということがありました。もっとも、この方法は1回しか効きませんでしたが…。雪が好きなのは子ども共通なのかも知れません。
    うちの子どもたち(小学校6年生と4年生)も、雪が少しでもちらつくと歓声をあげて外へ飛び出していきます。
  • ただ、大人になると、雪って少々やっかいですね。いや、かなり、というべきでしょうか?電車や飛行機は遅れるし、道路は凍るし、足もとは滑りやすくなるし。
  • 今から、10年ほど前ですが、大阪府立病院(現 大阪府立急性期総合医療センター)に勤務していた時にも、受け持ち患者さんの手術当日の朝に、大雪のため、車で移動することができなくなったことがありました。もちろん、一面雪で道路も凍っていて、自転車もコワイ。仕方が無いので、家から病院まで約40分ほどかかったでしょうか。必死に走っていった事がありました。
    病院に着いてそのまま手術室に直行。外は寒かったですが、手術室の中は結構あたたかく、汗が噴き出たことを思い出します。本当、雪って困ります。
  • とはいうものの、雪の金閣寺とかは風情があって好きなんです。人間って勝手なものですね〜。

  • 今回は、「高齢者虐待」についてお話します。

    『高齢者虐待』ということより、子供の虐待が、クローズアップされているようですが、実は、高齢者虐待も 潜行しています。特に認知症の方への虐待が、増加しています。高齢者の中には、つらくても不満があっても、 声を出せない人がいます。少しでも早く発見してあげましょう。

    虐待の形態

    1. 殴る蹴るなどの暴力…身体的虐待
    2. 叱りつけたり、無視したりする…心理的虐待
    3. 勝手に年金などを使ってしまう…経済的虐待
    4. 劣悪な環境で放置している…介護・世話の放棄

    些細なことと思っていても、積み重なると高齢者には些細なことではなくなります。反対に高齢者のためにしている…ということも、虐待につながっていることがあるようです。

    例えば、夜間トイレに行くから水分を与えるのを少なめに…と、家族は思っているが、本当は水分が欲しくても遠慮して言えないことで、脱水状態に陥っていたり、重篤になっている時もあります。

    ご参考までに、高齢者虐待に関しての法律を紹介しておきます。

    *養護者による高齢者虐待を受けたと思われる高齢者を発見した者は、該当高齢者の生命又は身体に重大な危険が生じている場合は、速やかに、これを市町村に通報しなければならない(高齢者虐待防止法)

    次回は、『やさしい在宅医療』についてお話します。

    (看護師 河島生美)